商品詳細 戦後多数名乗り出た「自称天皇」の一人、「三浦天皇」こと三浦芳聖の大著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』です。彼の主宰した神風串呂講究所から昭和45年に刊行されたものです。奥付では、神武紀元（皇紀）での表記になっています。内容は、彼の自家に伝わったとされる「神風串呂」を用いた自身の「神皇正統嫡皇孫」の証明です。
自費出版ながら、ハードカバーの豪華な装幀とボリュームですが、本文に多数挿入されている自身の「神霊写真」の豊富さにも驚かされますが、多くは、昔の佐藤某の「心霊写真」の様な、木々の陰影やら、風景の模様やらの感が強いかと思います。後の「大室天皇」につながる明治天皇=長州南朝末裔説も語られています。三浦が田中光顕から聞いたとされるエピソードで、大野芳『天皇の暗号』などでも引用されています。かつての雑誌『地球ロマン』復刊３号に収録されたのは、本書の一節です。今では殆ど入手能に近い資料です。
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